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執筆者の写真 Jiro Sakamoto

サービスの安売りをしている日本に関して僕なりに思うこと

更新日:2020年1月25日

珍しく経済の話を書いてみたくなりました。

というのも最近日本のゲストハウスの相場がかなり下がっていること、なんとなく、ふと思い立って今週の日本のゲストハウスの最安値の相場を調べてみると


東京 10ドル

京都 6ドル

福岡 9ドル


とのことになっていた、、、驚いた!! 僕がテンチャを開業した時は福岡の最安値でも2500円くらいはあったのに・・・いつの間に??

ブームのせい?

Airbnbのせい?


そして、世界中、ほとんどの国でインフレが起こっているのに、日本ははっきり言って僕が生まれてこの方、ものの値段の変化を感じない。

むしろ場合によっては安くなってる物もたく山、特例中の特例だけど、なんたって僕は無料で家をもらったくらいだから。そうやって安くなってるどころか価値がなくなってるものもある。


それから、インターナショナルな人たちが行き交うツーリズムの観点で言えば、ほとんどの物価の安い国は、現地人料金、外国人料金があったりする、僕が行った国で一番顕著だったは確かインドとかグアテマラの一部の観光地は外国人は現地人の10~20倍の入場料設定だった。カンボジアのアンコールワットに関しては僕が行ったときは現地人無料え外国人だけからとっていた。


まあそれらは訪問する外国人が現地人よりも圧倒的に豊だからわからなくはない。。


でも、日本より物価の高いと思えるニュージーランドでさえツーリズムで現地人と外国人で差をつけたような値段設定(外国人は2倍の料金設定)のようなものがあるのに。


なのに日本は市町村で外国人を安く優遇するような政策をしてたりする場所も散見される、

外国人のみが使えるJRパスもそう。


プロモーションなのはわかるけれど、そのやり方は、結果僕ら国民を幸せにしてるのか?

普通は外国人料金と言ったら自国民の倍以上が相場。

自国からちゃんと取って外国人を安く優遇するなんて、こんな国、異例中の異例だ。


そのしわ寄せはいったい誰に来てるんだろうか??

そういうのも加味すれば、もはやもう日本は訪問客にとって物価の高い国ではないんじゃないかと思えます。


色んなもので考えて、例えば、もちろんフィリピンのほうが圧倒的に物価安いけれど、それは地価の違いだったり、庶民レベルのマッサージとかボロボロの食堂とかボロボロのジープに乗ったりする場合が激安なのあって。


もし、同じくらいのレベルのサービスのものでフィリピンのものと日本のものを比べるとするならば・・・ほぼ同じ値段か、ちょくちょく日本のほうが安いと思うものもたくさんある、、


もちろん日本人だから地元の事情を知ってて安い所を知ってるからなのかも知れませんが、よくよく考えてみると、提供するクオリティで物事を考えるとするならば、僕は日本は世界一物価の安い国かもしれないと思っています。

確かに東南アジアの諸国と比べると、日本の交通費はかなり高くつくけれど、それは一切の遅延のない、クオリティが世界一だから。

(僕個人の意見ではそんなに時間通り、キッチリしたクオリティじゃなくていいからもっと日本の交通費安くなってほしいと思ってるんだけど・・・)

でもそれは実際にどうなのか・・・確かに中国が近いという恩恵や物流状況が良いから、みんながキッチリ働くからこのクオリティと安さを提供できてるのもそうだけど、果たしてその裏で、どんなことがあってるのか?


昨今インバウンドブームで好景気だったり喜んでいる人達もいっぱいいるけれど(僕がそう)、それは日本が物価が安くなってるからだと僕は思っています。

もちろん物が安いのは消費者にとってはありがたいことではあるけれど、果たしてそれでみんないい暮らしができているのか?


それに関して、今回僕がニュージーランドに久しぶりにきて改めて思ったことを書いてみたいともいます。


僕が昔、初めて海外に出て感じたこと、とりあえず何もかも、接客レベルが低い、どこの国もそう。


それはもちろんそう、日本で慣れて育ったから。

日本とは違いほとんどの国ではお客様は決して神様ではなく、サービスを受ける側とサービスの対価を払う、立場が違うだけであり対等な関係


スーパーで購入したお客さんの商品をレジの人はポイポイ投げたりもするし


ほとんどの国では閉店間際に行ったら『もう閉めるので終わりだよ』と締め出されたり

アメリカのケータイショップのお姉ちゃんは踊りながら接客していたし


そして、規則正しく働くといわれるドイツで、空港の案内デスクで市内へのアクセスに関して質問しにいった時に答えられたこと、『私はもう就労時間さっき終わったのであなたの質問に答える義務はありません』などといわれたりもした


その昔・・・ニュージーランドワーホリでのときノートパソコンが壊れたので修理屋さんに持っていったとき。一週間後・・・・診てみたけれどハードが壊れているので治せませんと言われました。診断料と言われて50ドル請求されたりしました。

『なんで治せてもないのにお金払わないといけないんだよ』と思ったけれど、どうやらそれはサービスを安売りしてる日本に慣れすぎててそう思うんだった。

ほとんどの国ではこれは普通ということです。


それから、僕がカナダで働いていたレストランでは年一回の花火のイベントの時は、ホールとキッチンの最低限のスタッフだけ残して、スタッフからマネージャーまで仕事なんかほったらかしてみんなでバルコニーで花火を見ながらピザを食べていた、もちろんタイムカード管理の時給制だからその間も給料は発生していた。


いずれにしても日本の接客や仕事環境に慣れ切ってるので驚きだった。


それでも回る社会、発展している経済、すごく生きやすいなと思いました。

それから考えたらどうしても日本はサービスレベルが高い、みんな沢山働いて節度を守って一生懸命生きてるのであれば普通に考えたら幸福度高く生きているんだろうけど、その割にそこまで心も経済面も豊かな人の割合は少ないんじゃないかなとも思います。


それはやはりサービスを安売りしているということなのでしょうか??




次の記事は『日本は先進国で、みんな一生懸命頑張ってる割に賃金が低い問題について思うこと』



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