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執筆者の写真 Jiro Sakamoto

Yahooニュースに掲載いただきました。

更新日:2022年5月26日



1回目

“無能のポンコツ”だった元自衛官が限界集落で見つけた「僕にもできること」


2回目

福岡県の山奥に移住、外国人女性と暮らす日本人男性「月15万円あれば妻と子供を養える」


Yahooニュースはリンクを張ったとしても数か月で消えてしまうようですので取材元である日刊SPAのリンクを張り付けております。

前回と今回に引き続き取材頂いた倉本菜生さん(Twitterは@0ElectricSheep0)ありがとうございました。実際に来てもらわずともオンラインでインタビューが完結する時代、すごいですね。


それから、ヤフコメの方が多種多様で面白いです。励ましてくれる嬉しいコメント、称賛する意見、否定的な意見、見下したりクソリプというようなコメントまで多種多様です。

しかしこれらはこれらで、色んな角度から見た意見です、もちろん「それはミスリードだよ~」と突っ込見どころ満載のコメントもありますが、そもそもみんながみんな僕の事を興味持ってしっかり読んでくれるわけではないし、どう切り取られるかによってどういう印象を受けるかも千差万別。意見自分自身も考えが偏りがちなので、これらのコメントは色々と参考になりポジティブに捕えてます。


それぞれ皆さんが忙しい時間の中(たくさんあるエンタメの中)から見つけた記事を読んだ上での印象だったりするわけで、もちろん多くの人が僕の事を調べたりするわけでもないので、客観的に自分がどう見られてるか、どう印象づいてるのかというのがすごく分かりやすい指標であるなので、時にはこういうのと向き合うのも大切かなと思いました。


まだまだ世間では新しい価値観を知らなかったりアップデートがなかったりする方が大半であり、僕は幸か不幸かそういう人達を相手にしなければならない立場でもあります。もちろんこれらのコメントは保守的な田舎で活動している僕の近くにいる人であまりかかわりのない方が僕に対して抱いている事かもしれませんし。


なので、世間的に変人である僕が、一般の方に首を傾げられたり勘違いや批難されやすい点も併せて自分の言葉として伝えるために文章に落としてみようと思い立ちました。

今回綴ることは、ヤフコメをもとに事業の事、家族の事、子育ての事、将来の事などどう考えているか僕の価値観が中心となりまして。ミスリードや疑問に思われてることへの僕なりの意見が主であり、励ましや称賛、明らかなクソリプにはとくには触れておりません。



1、月15万では生きていくことはできるだろうけれど、子供の将来はどうするんだ?税金などはちゃんと払ってるのか?そんな質素な暮らし自分はいいだろうけれど妻は?子供の将来の教育はどう思ってるか?今は健康だから良いけど体壊したらどうするの?

→これは一番多かったミスリードです(編集者側にはタイトルでみんなの注意を惹く狙いがあるのでしょう)、あくまで「15万で月々の生活費を余裕で賄える」という主張であり収入が下がってもそこまで問題ないということでけして「月15万しか稼げない」という事ではありません。

実際には個人事業なので収入には変動があり、10万ちょっとしか稼げない月もあれば60万ほど稼ぐ月もあります。現状では宿業が不振に陥った時も色んな生業でやりくりしながらちゃんと納税してるし国民健康保険や年金も払っております、また積み立てニーサやIdeco、そして子供の将来の学費のためのジュニアNISAも積み立て投資しながらもフィリピンの妻の実家への仕送りもできるくらいには稼いでいます。そして先の事はわからないですが事業自体も微増ですが年々成長しています。

僕は贅沢には興味がない物欲がないとまではいわないですが、欲しいものも全部持ってますしやりたいことも全部やってきました。

妻も僕も金銭感覚は近く(むしろそれ以上に倹約家)で価値観は近く贅沢なことは一切言わないのが本当に助かります、一番の贅沢は思い出作りとして一緒に色んな経験をすることだという価値観なので時間があれば近場でお金のかからないスタイルの旅行をしたりしています。

それから都会の方で田舎に知人がいない方には信じられないかもですが、実は田舎では月15万の稼ぎで家庭を養ってるのはそこまで特筆することではないのです、そして僕の場合は自宅が職場なのでほとんどかかるお金を経費で落とせるのでもしかしたらこのコロナ禍の今でも平均的サラリーマン以上に可処分所得はあるのかもしれません。



2、こういう「若い夫婦と子供だけの生活を山奥で。。」というのを取り上げたドキュメンタリー番組とか見ると、いつも思うのが、子供が可哀そうってこと。夫婦だけならまだしも、こういう辺鄙なところで子供を育てていて、子供の将来は全く考えていないでしょうね。 子供が大人になったら、…ってことを考えていない。大人になるにつれて山や公園で満足出来ない年頃に入り、遠出や旅行、映画館や水族館、動物園や遊園地に行きたいだろうし。ファミレスやレストラン、回転寿司店さんで外食したいだろうし。玩具やゲームも買って貰いたいだろうし、オシャレもしたいし。まともな教育をちゃんと受けれるのだろうか?

→まだ子供が物事のついてない今、そんなことは考えていません、子供が大人になってきてそういう事を主張し出したら考えます。

もちろん僕は自分の住んでる環境が大好きだからここに住んでいるわけではあるけれど先の事はわかりません、もちろん消滅しつつある集落なので僕がどんなに頑張って活性化に奮闘してもどうしてもあらがえない世の中の流れなどがある可能性もありますし、今の事業でいつまでも家族を養っていけるとは思ってませんので常に柔軟に動ける覚悟と準備はしています。それから、子供の教育面で言うのであれば幼少期なんかであればお茶農家、宿泊業、異文化への理解等々。たくさんの生きる知恵を授けることが出来る最高の環境だと思っています、その後の事は思春期になるにつれて考えればよいかと思っています。何より都会では塾が当たり前だったりお金が無いと楽しく無かったり、見栄を張る暮らしで窮屈という声もありますし。とりあえず、少なくともある程度になるくらいまでは子育ては自然の中で伸び伸び育てたいという方がよいと考えてます。


3、あなたみたいな人ばっかりでは、税収も得られないし、国は成り立たないと思います。会社に勤めたり堅苦しいことを地道にしている方々のお陰でこの平和の国で過ごせるということを忘れずにいて欲しい。日本人が皆あなたのような人を追いかけたら国が終わります。

→おっしゃる通りだと思います、真面目に働いてしっかり稼いで納税している人がいるおかげで僕は豊かに生きているということは絶対に忘れてはいませんし、逆にそういうこともわかってない自由にしてる若者にはそっとそういうことを伝えるようにはしています。

僕は真面目に王道の道を進みたかったのですが残念ながらポンコツすぎて病んでしまいそれをすることができなかったのでせめて何らか別の方法で社会に貢献出来たらなとは常々思っています。

みんなが僕のようになったら確かに税収は減って国力が低下したり社会的なマイナスはあるかと思いますが、(夢物語かもしれませんが)逆にそういった人にスポットライトをあてることによって多様性を認められる社会になるということでもし仮に鬱や自殺をしたくなるような辛い思いをしてる方やマイノリティの方々が生きやすい世の中になれば逆にマイナスを防ぐ効果もありますし幸福度の総量はあがるかと思っていますのでそういった部分で活躍できればなとは思ってます。


4、若くて健康ならば田舎ぐらしも可能です。山奥暮らしもロマンがあっていいと思うけど。老いてきて健康じゃなくなると病院に通院しなきゃならないし、手術が必要になるかもしれません。そうなったら田舎暮らしは困難で、お金も必要になってきます。。病院は近くないと万一の時助かる命も助からないと思いませんか?

→老いてきて健康じゃなくなったらそれも考えます、どうしても無理になったら下の町へ引っ越せばよいだけです。とりあえずは自然豊かな所で暮らす方が健康で居られて病院へお世話になる回数も必然と減ると考えてます。また僕の経験からですが僕の父は病院がすぐそばにあったにも関わらず事故で即死でしたので病院が近い遠い関係なくあらがえない事もあるものだと実体験から学びました。


5、妻や生まれたばかりの赤ちゃん。その状態でこの夏に歩いて日本縦断??何を考えてるんですか?

→何をやるのが正しいか、周りが常識と思う事や模範的な事をやれば絶対うまくいくという時代ではないと思います。みんなでこれまでの常識を信じ続けて真面目にやって行くことで衰退していく現実が日本社会にはあるし、田舎の過疎集落ではそれが顕著です。

僕の実体験からですが、長年フラフラしてたおかげで色んなヒントをもらえたり、世界中・日本中に友人が出来たおかげて僕の活動を発信協力してもらったりして事業が成り立ってる部分は大きいですし、世界一会いたい人に会ったり色んな挑戦や経験があったおかげで地元の出版社から自伝を出してもらえたり、そういったことから面白い場所を作ることが出来てる事実があると思います、それらは真面目に務めている人や寡黙に宿業を営んでいる人にはできない事です。

好きな事をとことんやり続けてきたからこそ今の自分が成り立っていると僕は考えてます。

もちろん僕は常識人からはかなりズレてる変人であり常人より劣ってる部分はたくさんありますが、逆に優れてる部分も沢山あると思うのでそれを伸ばしていくことが僕なりの生存戦略です。

今回の歩いて日本縦断はたくさんの繋がりを作りに行くことと歩いて自分が手掛けた八女茶を売り歩くという販売活動でありユニークな広報活動でもありますので、それはインバウンドがまだ復活しない今だからこそやっておきたいことでもあり、なにより歩いて日本縦断は長年の夢だったわけですし、それ自体もこれからも家族を養うための事業投資にもつながると考えてます。色々と自分なりに考えた上で今年やるべきチャレンジだという結論に至りました。もちろんその間妻や子供に会えないのは寂しいですが妻も納得してくれてます。


6、飲み部屋の名前がフィリピンパブ?奥さんが嫌がってるので変えた方がよいでしょう

→おふざけが過ぎました。検討します。



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