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第3話、ハワイの早食い競争で優勝した話。

更新日:2019年3月25日

世界一周をはじめ、最初の目的地はアメリカ(アメリカかぶれだったもので)、大陸に行く前に一か月ほどハワイでストップオーバーした。 📷 ※我々の世代だったら当たり前のように知ってる、日立の木

海外旅行は4度目ではあるけれど、生まれて初めてのアジアからの脱出。 もうわくわくして仕方なかった。

トロピカルな空気、あの有名なワイキキビーチ。そこから見えるダイアモンドヘット。かっこいい! 📷

ホステルに到着するやいなや、覚えたての英語を使ってそこらへんにいる色んな国の旅行者に喋りかけまくる。 (下手くそでもとことん実践あるのみが上達の秘訣だなんてことは分かってたわけではなく、ただひたすら好奇心から、ただただとても面白かった。普通の日本人はシャイがってそんな人はなかなかいないと思うけれど、そこらへんが凡人と変態の違い)

自分のご飯を自分で作るということもここに来て初めて・・・ (恥ずかしながら18歳までは親元にいたわけであり、自衛隊は給食が出ますので、この歳になるまで自炊なんでしたことは一度もなかった)

やったことないことをやりたくて仕方ない性格であり。 色んなことに興味津々。

初めてのサーフィン体験。

ホステルに長期滞在していた同じ日本人の兄ちゃんがサーファーだっていうもので、暇だから教えてやるよと・・・・ サーフボードをレンタルし・・・・ワイキキビーチに繰り出す・・・・

しかし、生まれて初めてのサーフィンは苦い思い出となった。 別に泳ぎが苦手というわけでは決してないんだけど。サーフボードを持ってるのと持ってないのでは勝手が違う。 いきなり沖まで流されたり・・・ そして何度もトライしてみたけど、結局乗れず。

挙句の果てには流れていったサーフボードをキャッチしようとしたら、波によっていきなり流れが変わる。 そして、キャッチしようとしたボードは自分の鼻めがけて強烈な一撃を食らわせる。

海中でもがき苦しみ、何とかかんとか浜まで上がってきた。 大量の鼻血を流し・・・・何とか止血できて。

後々鏡を見ると、なんと鼻の形が変わってしまった、8年たった今でもはっきりと跡は残っている。 あらまー。まあ仕方ない。

そんな感じの楽しくて仕方ない日々が過ぎていった・・・

が、ここで一つの問題に気付いた。 これから先は長い、せめて3年くらいは日本に帰らないで自分探しの海外放浪の旅をしたい。

しかし、ここでの宿代が25ドル、食事も極力切り詰めているけれども・・・それでも滞在費だけで一日50ドル近く、(航空券代別)くらいかかってしまう。

これはまずい・・・こんなんだったら3年持たない、それでもストップオーバーでハワイに1か月いないといけないし・・・

そんな感じで切り詰め切り詰め、貧乏旅行な感じで路上を歩いてた時に見つけたもの。

"Speed Food Fight!!"

という看板、その看板を読む限り、エントリーは無料、優勝者には100ドルが贈呈されるらしい。

腹減ってたのもあったし、これはやるしかない!

『はいはい、私やりますやります!』とエントリーを済ませ。

時間になったらステージに上がらされる。

その辺の野次馬たちの前にステージに上がった勇者たちがその雄姿を現す。

どう見ても周りのみんな、でかい・・・・・というかデブ。

ひとりひとり、インタビューされて意気込みを語っているんだけど。 ここで一人だけ英語しゃべれない日本人が・・・自分の喋る番が回ってきたとりあえず時はテキトーにノリでごまかした。 📷

そして、、、ジャンクなものが(マックとかサブウェイとかタコベルとか)。たくさん並べられてきて勝負の時は来た。 きれいにフォークやナイフが添えられていたと思うんだけど、そんなのには目もくれず。

そのゴングが鳴るや否や無我夢中で手づかみで口の中へ押し込む。

ろくに噛まずに、噛んである程度のサイズになったと思ったら、飲み込む

食べるというよりかぶりついてはとにかく早く飲み込む。

とりあえず、勝ちたかった、100ドルが欲しかった。 📷

すると、なんと・・・・・・

見事に優勝してしまった。

おおおお、ジャパニーズ!!!すげぇ・・・・!!!! などという歓声が上がったかどうかは覚えてないけど、勝った!

苦しい戦いだった!!

100ドルをもらい、自分にお金を賭けていたおっさん二人組が結構儲かったらしく。 そのあとはそのおっさん二人にバーに招待していただいた。

飲まされ飲まされ・・・・そこで気持ち悪くなってしまい、おしゃれなバーでゲロってしまい。

そして最終的にはバーからキックアウトされてしまう。

あ、その稼いだお金は次の日のスカイダイビングに消えてしまいました。




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