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『2000日の海外放浪の果てに辿り着いたのは山奥の集落の一番上だった』が斎藤茂太賞の「第5回旅の良書」に選ばれました

「斎藤茂太賞」という紀行文、エッセイ、ノンフィクションのジャンルから旅にかかわる優れた著作を表彰する賞(主催:一般社団法人 日本旅行作家協会)があり、「旅の良書」という「旅の持つさまざまな魅力を読者に伝えてくれる優れた書籍」に選んでいただきました。


これがどのくらいすごいのかよくわからないけれど、客観的事実だけでいけば僕ら旅人界隈を代表する文豪の沢木耕太郎さんなどの横ならびにいさせてもらってるわけなので、素人にしてはなかなかの快挙なのかなと自分を納得させていただいております



僕の場合はそれに加えて旅のパートは本の半分程度でしかなく、旅を通して自分がどう変わって行ったかという自分自身の36年分の自伝となっております


この本を出版したのが去年、、あれからも(歩いて日本縦断したりとか全国地方統一選挙など)色々あり、とても一年前とは思えないくらいすごく大きな出来事がありました。

改めて読み返しているとこの本を書いていた時の気持ちと今の気持ちにだいぶギャップが生まれてしまったなと反省しております


本の内容としては海外放浪の果てに何が人の幸せかを自分なりに考え、紆余曲折の果てにその暮らしに辿り着いた。という所で終わっていますが、今の今、子供が出来たあとはそれまで自分主体の豊かで余裕のある暮らしだったものが子供の未来のために頑張りたい、そして父親としてしっかり稼いでいかなければならないという意識からか、気が付いたらついつい自分の余裕がなくなるまで追い込みすぎていたこと、、、ちょっと忙しいくらいがちょうどいいのではないかとは思ってるけれど、例えば夕日に感動する心の余裕などがなくなってしまっていたこと。これはしっかり反省してそれまで持っていた心の豊かさを取り戻せるように頑張ろうと思いました。自分の本ではあるけれど初心忘れないためにも定期的に読み返さないといけないな、、、


「第5回 旅の良書」タイトルのご紹介(順不同)

■『水中考古学 地球最後のフロンティア』佐々木ランディ(エクスナレッッジ)

日本ではまだマイナーな沈没船や水中遺跡などから歴史を紐解く水中考古学。その魅力と価値を実際の遺跡や研究成果を交えて分かりやすく紹介するノンフィクション。

■『2000日の海外放浪の果てにたどり着いたのは山奥の集落の一番上だった』坂本治郎(書肆侃侃房)

社会になじめず海外放浪の旅に出た著者がたどり着いたのは、山奥の古民家だった。本当の豊かさを模索する人へ贈る、新たな人生のヒントが見つかる物語。

■『旅のことばを読む』小柳淳(書肆梓)

旅の楽しみを普段の暮らしの中でも味わいたいと感じる筆者が、これまでに出会ってきた旅のことば=本を紹介しながら綴る旅のエッセイ。

■『北海道廃線紀行 ─草原の記憶をたどって』芦原伸(筑摩書房)

戦後、産業構造が変容し約4割もの鉄道が消滅した北海道の廃線跡を訪ね、地域の栄枯盛衰やそこに生きた人々の息遣いを活写する1冊。

■『旅は旨くて、時々苦い』山本高樹(産業編集センター)

30年以上にもわたり世界各地を旅してきた著者が旅先で出会った数々の「食」を旅の日々とともに綴る紀行短編集。

■『ニッポンの鉄道150年 蒸気機関車から新幹線、リニアへ』野田隆(平凡社)

2022年に開業から150年の節目を迎えた日本の鉄道。鉄道旅のエキスパートがその歴史をおもなトピックで振り返る。

■『日本全国タイル遊覧』吉田真紀(書肆侃侃房)

タイル偏愛歴18年の著者が、北海道から沖縄まで、タイル探しの旅で出会った珠玉のタイルを紹介するビジュアル紀行文。タイルへの愛と魅力がつまった1冊。

■『天路の旅人』沢木耕太郎(新潮社)

第二次大戦時、密偵として中国大陸の奥深くまで潜入した西川一三氏の旅は、敗戦後も終わることなく続けられた。彼の果てしない旅と人生を描き出した大型ノンフィクション。

■『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』横道誠(文藝春秋)

自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症とを併発した文学研究者が世界を旅した回顧録。圧倒的に美しく、知的興奮に満ちた当事者紀行である。

■『むう風土記』松鳥むう(エイアンドエフ)

イラストエッセイストである著者が現代の日本では失われつつある食文化や伝統行事などを求め各地を旅する。魅力的で愛らしいイラスト満載の紀行エッセイ。

■『南洋のソングライン ―幻の屋久島古謡を追って』大石始(キルティ)

沖縄、薩摩半島、そして屋久島へ。屋久島の生活のさまざまな場面で歌われていた幻の古謡「まつばんだ」の謎を追うノンフィクション。


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何やともあれ改めて出版社の書肆侃侃房さま、クラウドファンディングで応援してくれたみなさま、推薦いただいた方、評価いただいた方、読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました!


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