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この10年で、田舎の空気はかなり変わったと思う



こんにちは、天空の茶屋敷の坂本治郎です。


八女にやってきて10年、誰も知り合いのいなかった八女市にやってきて、実を言うと最初の最は『田舎の人は保守的だ、僕みたいな変わり者には不寛容だ』という固定概念を持っていたものであり、地域と関わることなんて一切考えてなかったのものです


しかしながら(全員が必ずしもそうではないが)以外にもそうではなかった、いやそういう人もいるがそうじゃない人もいる、人それぞれ。


紆余曲折あって今では市議会議員となって活動しているのですが、その中で

最近よく思うことがあります。

「昔より、田舎の古臭いことを言う人って減ったよな」と。

もちろん、今でもゼロではありません。


地域の付き合いを重視する人もいますし、昔ながらの価値観を大切にしている人もいます。当然それ自体を否定したいわけではありません。


ただ、少なくとも僕が八女の山奥に移住してきた2015年頃と比べると、この10年で地方の空気はかなり変わったと感じています。


昔の田舎は、良くも悪くも「地域の常識」が強かった。

  • 若い男は消防団当然

  • 結婚して一人前

  • 地域行事は断りづらい

  • 女性はこうあるべき

  • 移住者はまず地域に合わせるべき

そんな価値観が、空気のように存在していた地域も多かったと思います。


でも今は、その“当たり前”がかなり揺らいでいます。

理由はいろいろありますが、一番大きいのはスマホとSNSじゃないでしょうか。

昔は、地方に住んでいたら比較対象が近所しかありませんでした。



でも今は、山奥に住んでいても世界中の暮らしが見える。

海外ノマド、地方移住、フリーランス、国際結婚、リモートワーク、副業、子育て中心の父親…。


昔なら「変わり者」と言われた生き方が、今では普通にタイムラインに流れてきます。

さらにコロナ以降、「都会だけが正解じゃない」という感覚も広がりました。


実際、僕自身も、

  • 世界を放浪して

  • 山奥に移住して

  • 外国人ゲストと日常的に交流して

  • お茶を育てながら

  • ゲストハウスを運営して

  • 子育てをして

  • 市議会議員までやっている

という、昔の田舎の基準で言えばかなり変わった生き方をしています。


でも最近は、「なんかそういう人いるよね」という空気に変わってきた気がします。

これはすごく大きな変化です。

もちろん、地方には今でも古い価値観は残っています。

ただ、それが“地域全体の常識”だった時代から、“一部の声が大きい人の価値観”へ変わってきている感じがします。ただ、個人レベルでは変わってきていても、組織になると昔ながらの空気が残っている場面もまだあります。


勿論古臭い固いことを言う人が歳食って丸くなった側面もあると思いますし

そんな価値観だから若者、特に女性が流出してしまう側面に気づいたのかもしれません


何より、地方そのものが外とつながらざるを得なくなった。


若者は外へ出る。外国人観光客も来る。人手不足も進む。ネットで世界が見える。


そうなると、昔みたいな「閉じた共同体」のままではいられないんですよね。


僕は田舎の全部を否定したいわけではありません。


むしろ、自然や人との距離感、助け合い、季節感など、地方には素晴らしい部分も沢山あると思っています。昔の封建主義の方が祭りも盛り上がってたし助け合いが強かった、それを楽しかった、美しかったという考え方もしかりだともいます


ただ、時代の変化は避けられない、経済の動きは止められない中で、本来の良さを残すためにも、「古い価値観を押し付ける空気」は少しずつ変わっていった方がいいのだろうなと思います。


この10年で地方は、急激にではなく、静かに、でも確実に変わってきている。


ファーストペンギンとなり山奥の集落へ入り、打ち解けていく努力をしてきたことによりその後の人たちも入っていった

今では僕みたいな人が議員立候補し、いろいろあるけれどまあまあそれなりにやっている。それを見て「ああ出馬していいんだ」という事を知った人達がいる、カメの歩みかもしれないけれどそうやって時代に応じた価値観アップデートはされていくんだろうなと


もし自分が少しでも「こういう生き方をしてもいいんだ」と思える空気づくりに関われたなら、それは本当に嬉しいことです。





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👣 福岡県八女市の山奥にて、宿・お茶・言葉のある暮らしを続けています。


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八女の山奥の集落の一番上にある茶畑に囲まれた古民家。目の前に絶景が広がり、家の裏には壮大な棚田が広がる。もともとは長年空き家だったその場所に旅人が移住し、地域とともに再生させました。今ではホームステイ型家族経営ゲストハウスとして稼働しています。メディア露出も多数


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筆者が宿業をやる傍らでお茶の生産もしています。限界集落に移住してきたものが耕作放棄地を譲り受け、地域の人に学び、農薬などは使わない方法で、訪れてくる人とともに汗をかきながら生産しています。そんな物語のある山奥の自然豊かな所で育った八女茶です。



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『海外放浪 × 田舎移住』の物語。社会不適合者だった自分が、20代でドロップアウトしながらも、紆余曲折の末に“天職”と感じられる今の暮らしにたどり着き、家庭も持つようになった——そんな流れをつづっています。 福岡の出版社より出版いただきました。

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