• Jiro Sakamoto

山奥・里山・限界集落でゲストハウスを経営する面白さ。

最終更新: 2019年3月15日

当宿の営業開始して2年目も終盤を迎えることになりました。 始めは『こんな観光客どころか人すらなかなか来ないようなところで宿業なんて成り立つのか??』 と言われたりしたそうですが、意外なことに何とかなってます。とりあえず営業としては順調です。というかここまで茶屋敷が成長したのははっきりいって完全なる誤算です。 📷 さて、なかなかこんな道の果て、山奥の集落の一番上みたいなところでやってる人ってのはいないので、結構珍しがれたりしていろいろ話を聞きに来る人もいてくれてます。 そこでよく聞かれること、それらについての良さの発信・シェアしていきたいと思います。この情報が誰かの役に立てたらうれしい限りです。 この記事を読むにあたり、田舎や自然の良さというものをシェアするにあたり、どうしても都会との比較になってしまうので、大多数の人間いるそれをディスってしまうということになってしまいます。それはまあ仕方ないというか・・・ご了承ください。 まず田舎ぐらしの良さ・・・色んな方がシェアしていますが ・ひとりあたりの面積が広い ・現代の喧騒な時代でも人と人とのつながりを強く感じれる ・時間の流れ方が緩い ・生活コストが安い、お金がなくても結構楽しめる ・空気、野菜、コメ、水、すべてがおいしいので自然と料理もおいしくなる 僕は人生で一番投資するべきものは健康だと思ってます、それは心面の健康と体面の健康。都会に住むのと田舎に住むのは病死する確率が全然違うそうです。僕からすればどちらに住むのがいいのか・・・これ以上考える必要もありません。 それから。今回は限界集落でゲストハウスをやっていく良さ・強みをシェアしていきたいと思います。 僕の場合は、商売的な勝算があったというわけではなく、ただこの地で楽しくいきたい、そのためにはゲストハウスを開業するしかなかったので結果的にこうなってしまった。全くそんなキャラじゃなかったのにいきなり個人事業主になってしまいました。(超小規模ですが・・・)、半分は冒険でした。だけど、今になって思えばそれをちゃんと生業とする・幸福度高く生きるという意味での勝算を考えたとしてもすごく価値のあることだと思います。なのでこれからもしゲストハウスを開業しようと思っている方、これを一つのアイデアとして、山奥でやることも検討していただけた嬉しいです。 広がれ!限界集落ゲストハウスの輪! 📷 限界集落でゲストハウスをやる良さ 良さその1、地域の人の応援がある

どの規模でどうやるかによると思いますが、観光地や都会でゲストハウスを開業するにあたり一般的にどんな人が応援してくれるでしょうか?普通に考えたら、まあ友達と、近所のお店とか・・・? 人が集まって交流してにぎわえる場所を作りたい??それはまあ自分じゃなくても、そんな場所はもうその商売に気づいた人がやってくれてるわけだし、すでにあるんじゃないかな??だけど、ド田舎の人工流失の盛んな集落にやってきて住むというだけで周りの人は喜んでくれる、ましてやそこに人を連れてくることを生業にしようとしている。それは自治体によっては地域おこし関係の補助金も活用させてもらえるかもしれないし、その地域をどうにかしたいと思ってるいろんな協力してくれたりする人がいたりすると思います。金銭的な応援だけではなく、モチベーションです、たくさんの人に励ましの言葉をもらったり、単純に褒められたらうれしかったり、ただそれだけでめちゃくちゃやりがいを感じます。それから本当に僕は開業後にたくさんの人にSNSでシェアなんかで協力していただきました、おかげでなかなか良いスタートを切れたのです。

良さその2、宿としてのランニングコストが安い。

田舎暮らしがローコストでハイクオリティな生活ができるといって世間では結構認知されてきたと思いますが、まさにゲストハウスなどの小規模でやる商売もそうです。例えば、都会で家賃が30万くらいするような場所で一泊3000円だった場合、月100泊でやっとペイできます。それがもし仮に田舎で家賃が5万くらいだったとしたら、その6分の1、月16泊ほどでペイできるくらいです。

良さその3、ひとりひとりに対し密にコミュニケーションが取れる

先ほどの例でいえば家賃をペイするだけで、都会の30万の家賃では毎日平均が最低3人以上宿泊しないといけない状態に対し、田舎の5万家賃では2日に1人で良いのです。客が少なくても継続しやすいので、必然的に客との距離は近くなります。うまく集客さえできれば田舎では毎年オフシーズンは閉めて旅に出るなんてことも余裕で可能です。

良さその4、何もいらない

スローな空気、おいしい空気、自然、おいしい水、そこにいる素朴な人たち、それが山奥のゲストハウスの価値です。本当に、何もいりません、逆に何もないのが魅力になります。そんなものはたくさんの人の流れがあるところにあるゲストハウスには出せません。どこの都会もどこの観光地もさほど変わらないような感じになっている中で、あえてそんなところに人のそんな場所を作るのはきっと差別化を出せる事だと思います。

良さその5、珍しがられてメディア露出も結構あり得る

うちの例でいえば、開業3か月後に九州放送番組、開業して半年後には全国放送、そして2年目は海外のテレビ局が来たりしてくれました。それが情報発信にもつながってます。かといってテレビを観る層とゲストハウスに泊まる層は全然違うので大して客は増えていません、しかしきっと知名度は上がっているはずなので長い目で見れば変わってくると思います。

良さその6、商売敵というものがほとんどいない

まともに稼ぐための経営者的マインドのある人はまずこんなところで宿をやろうなんて思いません、そういう人は都会や観光地を狙ってくれます。だいたいあえて田舎で商売をやろうなんて言うのは僕のようによっぽどそこが好きな人でないとできないことだと思います。強いて言えば他の地区にある里山にある宿がライバルになるのでしょうか・・・?ちなみに笠原には泊まれるところは今のところはうちだけです、里山に泊まりたい人にとっては近くはうちしかないものでバックパッカー層じゃない人も結構来ます。家族、大企業の社長、医者、弁護士など・・・普段はゲストハウスなんか泊まらない層だけど、里山に泊まりたいと思ったらうちぐらいしかなかった、ということです。とはいえ数年後には笠原にキャンプ場が再オープンします、いい関係を築けるように

良さその7、ゆるくやれる

そもそも不便さや何もなさやワイルドなのがそこの良さなので、ちょっと食材がそろっていないとしても、ムカデが部屋に出てお客さんが刺されようともそれがクレームにつながることもありません。畑に出ててチェックイン時にいなくてすみませんっていうのも許されます。スタートアップとして副業バイトもしやすいかと思います。簡単にたどり着けない場所なので予約必須であり、いきなりふらっと泊まりにやってくることもありません、客が何時ごろ到着かも大体把握できます、なのでチェックイン待機で待ちぼうけなんてこともありません。水道管が壊れてシャワーが使えない日があったのですが、それでも予約サイトでは高評価もらったりもします。今日もお客さんに、一番最初の接客のひどさをネタにされてました・・・しかしそれでも彼女は3回もリピーターとして来てくれてます。ちなみに、今までで僕が一番ひどい接客をしてしまったと流石にものすごく反省してる人たちがいるんですが、なんと彼らは笠原に移住してきました。 良さその8、客の質がものすごくよい

これ、うちの宿の一番の自慢です。都会や観光地から離れたい人、日本人外国人問わず本物の日本の良さを求めてくる人ばかりなのでそれはもう、素敵な大人な方ばかり。今まで1000人くらいの人が来ましたが、ひどいゲストはたったの1人しかいませんでした。もう本当に出来損ないなオーナーなのですが、皆さん高評価をくれます、本当に良質なお客さんによって成り立っているのです。 良さその9、実は一回のチェックインにおける収益が大きいゲストハウスは長期旅行者や比較的若者向けだったりすることがするのですが、うちに来る人は比較的年上でのんびりしたい人ばかり。カップル以上だったり家族だったり。それが数日泊まっていってくれたりします、なので安宿なのに一回のチェックインの平均単価が高いのです。 最後にまあ何を隠そう、僕は開業時にこんな価値や利点に気づいてたわけではありません。僕の場合は、商売的な勝算があったというわけではなく、ただこの地で楽しくいきたい、そのためにはゲストハウスを開業するしかなかったのです。タイミングや流れで仕方なく開業したという経緯もありますが、それが自分の一番好きなことだったので見事にポチッとはまりました。 だけど、本当にこれは自信持って言えます、山奥でやるの、まぁ~心地良いです!!是非誰かの参考になればうれしいです。 次回は、こんなところでどうやって集客するのか??お楽しみに! ご拝読いただきありがとうございました。 #ゲストハウス #山奥 #限界集落 #里山 #田舎暮らし #移住 #ゲストハウス経営

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日帰り訪問者に関して

よく勘違いされるのですが、天空の茶屋敷は喫茶店などではなく、宿泊所です。 だけど、誰でも歓迎な当宿は 『宿泊の方以外はご利用をお控えください』 などという事は絶対ありません。 基本的にいつでも来て下さって遊んでいってください。誰でも歓迎で、遠路はるばるせっかく来て下さった方なので一緒にお茶でもすすりましょう(お代は頂いたりはしてません)。 僕ら夫婦で住んでるしヘルパーや宿泊者、長期滞在者、地域の人

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