貧しさの中にある美しさについて
- Jiro Sakamoto

- 2025年12月15日
- 読了時間: 6分
更新日:2025年12月17日
『お金を追いかける人生は、本当に幸せなのか』
というのは近年色んな著名人が語る定番の幸福論テーマではあるけれど
ここに関して僕も思う事をつづってみようかと思いました
というのはそれを改めて考える機会をくれた番組
最近面白いなと思って有料課金までしてしまった
「世界のはてにひろゆき置いてきた」シリーズ
ひろゆきさんと東出昌大さん、そして3章は令和ロマンのくるまさんも参戦
第一弾はアフリカ縦断
第二弾は南米
第三弾は東南アジア
個人的には美しく編集されたいいとこばかり見せる旅番組よりもリアルを等身大で伝えてくれる旅youtuberの方が好きであり、この番組はyoutubeではないけれど、僕の中ではそのありとあらゆる旅tuberよりも上位互換といった感じです。
アフリカは行ったことないけれど、南米と東南アジアは本当に僕が旅していた頃の想いがよみがえってくるというのが、、、、もう演者の面白さと実体験のフラッシュバックで本当に面白い、劇推しの番組です。
その中でよくあるシーン、現地人の生活だったりリアルな話を聞いたりしていて思うのは、、、貧しくても、家族を養うために必死に生きている人のほうが、お金や時間に余裕がある人より、ずっと美しく、幸せそうに見えるのは何故だろうかという事です
番組に出てくる現地人達は、日本の基準で言えば全く豊かではない。生活は質素で、選択肢も多くない。しかしながら、表情は安定していて、僕なんかよりも迷いがない。
①効率化とお金を重視する人生の人達
一方で、日本に戻ると、特に僕の周りは(僕も)効率化重視
交流や地域を盛り上げようと宿業をやっているとはいえ根底にはやはり商売だから四六時中お金のことを考えないといけない
当然僕も議員として八女が良くなるために、、と思ってるけれど四六時中頭の中にあるのは歳出だったり節税だったり基金だったり、お金のことばかり、まあ当然これは事業主&議員としてあるべき姿なのだろうけれど
ネット上には自由とお金のためにFIREを目指し、効率と合理性で人生を組み立てている人がたくさんいる。実際、それはとても賢い生き方だと思います。迷わず、感情を排して、資本主義というゲームのルールでものすごく効率的に成果を出していくという一点突破戦略ですね
だったら逆に、最初から効率的にお金ばかりを求めて迷わないほうが、それはそれで「強い」のではないか?という疑問もあります
実際に僕の友人にはそういう人もいます
お金を稼ぐことが正義と迷わない人は、とにかく速い、強い、意思決定も早く人生を「競技」として割り切れる人は、短距離走では圧倒的に有利なのでしょう
結婚しないで、家族を持たなければ責任やしがらみがない。
それを最初から選び、お金と自由を最大化して生きる。
もし本人がそれを心から幸せだと思っているなら、それはその人にとっての幸せなのだろう。
ただ、そういう人たちにも落とし穴があり、家庭を作る喜びを後回しに考えて、そのまま結婚適齢期を過ぎてしまうときに果たしてどう思うか、後悔はないかという事です
もちろんそれは余計なお世話だとは思うけど、家庭を育む喜びって本能に刻まれてるものだと僕は思ってるから(人に寄るのかな)
それと同時に。
人は「幸せだと思い込むこと」もできてしまう。
自由があり、お金があれば、不安や寂しさは刺激や消費で一時的に消せる。風俗やキャバクラ、娯楽も、快楽も麻薬になりやすい。
そこに関する僕の判断基準はシンプルだと思います。
それを続けた先で、人生は「深く」なっているか。翌日に、自己肯定感は上がっているか。年を重ねたときにも幸福だと思えるか、安心してられるか。
効率とお金を軸にした強さは、資本主義市場が適切に機能している限り、健康であり、孤独が問題にならなければとても強い。
でも、老い、病気、環境の変化、市場が揺らいだとき、その強さは一気に不安定になることがあると思う。というのが、人生の土台が「お金・成果」ばかりになっているから。
②その流れに乗れなかった(乗らなかった)人達
一方で、番組内の人達のように誰かを守り、役割を引き受け、不自由を抱えたまま貧しくても夢に向かって進んでいたり、守るべきもののために頑張って働いて生きている人たちの強さは、少し質が違うし美しくも映る。
貧しければ効率は悪い。自由も少ない。選択肢も減る。
それでも、「この人がいないと困る」「ここにいていい」という価値は、おそらく資本主義市場よりも長く残り続けるでしょう。
『そして誰かのために頑張る』と思う事や『目標に向かって進んでいること』それこそが幸の本質なのだろうとも思います。
前者の効率化の勝者達はそこをとっくに乗り越えちゃった次元にいるわけだし、頑張ってるのは食っていくとかそれ以上の欲や自己実現などが中心になるのではないでしょうか、そしてちょっとやそっとの頑張るのをサボったとしても食っていけないという事はない
つまり皮肉なことに、豊かになってしまったからが故に通り越してしまった、背負わなくてよくなった『幸せを体感しやすいレベルの日常』を失っているともいえると思うのです
家族。地域。場づくり。役割。
こういうものは、非効率なので、断固結婚したくない人達、人付き合いめんどくさいと思ってる人達、合理化、効率化を追求する人には理解してもらえないと思います。
でも、世界のはてで黙々と生きる人たちを見ていると、幸せの正体はなんだろう
豊かさと幸福は、重なり合う部分は多いと思うけれど同じではない。自由と意味も、必ずしも一致しない。
こういったことに対して今はまだ明確な答えは出ておりません。
ただ明確に今言えることとすれば
この問いを持ち続けている限り、少なくとも「空虚な勝者」にはならないのではないかとも思います。
ということで、これからも僕はずっと考え続けることをやめないだろうと思います。
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