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黒木町のバスがGoogleマップに表示されるようになりました。

更新日:2 時間前

黒木町など八女東部へ向かう堀川バス路線が、ついにGoogleマップに表示されるようになりました。



たぶん普通の人からすれば「ふーん、便利になったね」くらいのことかもしれません。でも、これは僕にとってはものすごく大きな一歩だと感じています。


なぜなら、これまでGoogleマップ上には黒木町など八女東部へのバス情報が載っていなかったからです。つまり、移住希望者や観光客、外国人の方がアクセスを調べようとしても、「黒木町ってバスないの?」と思ってしまっていたわけです。(上陽町、星野村、矢部村も同様です)


これまでは

西鉄バスはグーグルマップに載っているのでJR久留米駅や西鉄久留米駅から八女中心(福島)までは公共交通機関の行き方が表示されるけれど、八女を縦断する堀川バスは載ってませんでした(NavitimeやYahooマップには載ってましたが、多くの人が使ってるのはグーグルマップです)


ちなみに、JR羽犬塚から八女中心に公共交通機関で行きたいときはJR久留米まで行って西鉄バスで八女福島まで行くという表示でした、八女に住んでいる人であればみんな堀川バスの事は知ってるので、こんなところが表示されるようになって便利になってもどうであってもそこまで影響はない情報ではあります


しかしながら外の人は違います、福岡に住んでる方がそもそも堀川バスの存在なんか知りえません。現代はネットで情報を調べる時代ですのでそこにないという事は存在しないことと同じです。


例えば都会暮らしで車はないが週末自然に触れたいと思ってる人って一定数はいるはずです、そういう人たちが行先を考えるなら、やはり公共交通機関で考えられるはずです、だから糸島なんかはこれまでもずっと観光とか移住とかこの分野で発展してきたのだと思います、浮羽なんかも駅があるからそうですね。


しかしながら八女には駅がありません、せめてもの生命線はバスでしたが、そのうちの一つがグーグルマップに反映されてないというのは、あまりにも致命的でした。

つまり八女は車を持ってる人だけにとっての訪問先でした。


僕ら現場のプレイヤーが八女の良さを発信しても、ネット上でそれを見つけた人、車のない都会の若者などが気軽に遊びに来ることが出来ない、、、そういう状況でした。

せめてこれがちゃんとしてれば、もう少し堀川バスの乗客も増えただろうし、それによって旧郡部の訪問者も増えたかもしれないとは考えられます。週末風光明媚な矢部村の日向神峡で癒されに来たいという人だって増えていたでしょう、、、

もっと前からちゃんとやっていれば多少の衰退を食い止められていたかもしれない、これまででかなりのインバウンド需要の取り込みのロスもきっとあったでしょう。





議場で何度か発言してきました

僕は市議会でこれまでに何度か「八女を横断する公共交通機関である堀川バスがGoogleマップに出てこないのは訪問者にとって不便すぎる」と発言してきました。


『観光や移住定住の担当課があるくらい力を入れている八女市なのに、外から八女にやってくる人の利便性を全く考慮されてないなんて致命的だ!』


『これくらいのことが出来ないなんて、訪問者からは八女はやる気がないと思われてる!』


『イベントや立派な箱モノやどんな観光政策を打つ前にもっとも優先してやるべきことはこれでしょう!』


なんどかしつこく発言してきましたがようやく今回反映されたという感じです。

こういうのはもしかしたら他の議員さんだったら『あれは俺がやった!』とか声高らかにアピールように語ることもあるかもしれませんが


しかしながらまあ僕はただ議会で発言しただけであり、僕の実績というにはおこがましいという想いです。当然、動いてくれたのは職員さん方、(これは県が担当してくれてると言ってました)これまで全く動く気配を感じられなかったのにいきなり変わった、ここら辺のデジタルの中身はどういう力学で動いているのかはよくわかりません。もしかしたら蓑原市長の腕力かもしれません、そもそも僕が発言してもしなくてもそうなっていたかもしれませんし、、そこらへんはよくわかりませんが


しかしながら『新人議員が他の方が気づかなかったところを見つけて発言したことが、その後実際に八女訪問者や市民の暮らしの便利さの改善のきっかけくらいにはなったことが想定できる』でしょう


小さな声かもしれないけれど発言し続けたことで、どこかで伝わって、改善につながったのだとしたら嬉しいことです。


そういう意味では、自分の実績として自慢するようなつもりは毛頭ないけれど、

『新人だって問題点に気づいてしっかりと発言したら変わるきっかけになることだってあるんだよ!』

という事は声高らかに伝えたいです


Googleマップに載るということのインパクト

今や紙の時刻表を探す時代ではなくなりました。スマホで「八女→黒木」で検索して、バスが出てこなければ「行けない場所」と思われてしまうのです。

実際にはバスが走っていても、「ない」ことにされていたのが現状でした。しかし、Googleマップに堀川バスが表示されるようになったことで、黒木町・矢部村・星野村・上陽町など山間部地域が、“地図上の孤島”ではなくなったのです。



特に、観光客や、都会から車を持たずに来る方にとって、これは福岡市とつながった感覚を得られる、まさに“ライフラインが通った”というくらいの衝撃があります。

田舎の魅力を伝えたくても、「どうやって行くの?」と聞かれて「うーん、実はバスがあるにはあるんだけど…」と詰まってしまうようではスタート地点にも立てません。


都会一極集中が進む中、当然都会暮らしの方は車を持ってない方も多くいらっしゃいます。

外からの物流や人流がないとこれから先の未来のない八女市にとって、彼ら目線のインフラも考えることは当然しっかりやっていくべきだと思います。


今回の変化は、地味だけど力強い一歩だと思っています。

このようにして、「交通=ライフライン」であるという山間部目線、観光目線も丁寧に加えることで、黒木や上陽、矢部・星野の未来を考える一環にもなりえます。


もしかしたら、今後黒木町をはじめ旧郡部の訪問者が増加するかもしれません。是非そうなって欲しい!


さて、ここから先は私たち現場のプレーヤーも頑張らないといけないと思います。


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