6月の定例会、一般質問でトップバッターを務めることになりました
- Jiro Sakamoto
- 5月23日
- 読了時間: 4分
更新日:5月24日
今回の6月定例会で、僕は一般質問のトップバッターを務めることになりました。
(実はくじ引きで決まります。笑)

(議会で配布された資料より)
ちなみにこの「一般質問」というのは、議員が市の施策や条例について、市長や執行部に対して自由に問いかける場です。市民の声や日々の暮らしのなかで感じる課題を、議会という公式の場で“かたち”にする大事な時間でもあります。
他の自治体では議員が明確に発言している時間が20分だったりするけれど
八女市では60分となっています。
八女市は60分もあるの、思われるかもしれないけれど、執行部、議員の議論時間合計という事であり、だいたい僕が作る原稿は8000字~10000字、そのまま読んだら20分程度なので、ここは実態としては同じくらいの時間と考えてよいでしょう。
【八女市議会の一般質問の数は2倍以上に】
今回の一般質問は14名。
八女市民にとっては朗報になると思うのですが、僕たちの期が議員になってから、一般質問の数が明らかに増えています。これは過去の議事録などを見てみると明白です。
だいたい全国的な傾向として地方議会の3割~5割と言われているというデータを見たことがありますが、若者がはいることにより近年活性化されている傾向は確かにあるようではあります。
八女市でも僕らが入る以前はだいたい8人前後で、2日間でサラッと終わることが多かったようですが、今はほぼ倍の人数が登壇し、3日~4日にわたって活発に質問が交わされるようになっています。一番多いときは17名という事もありました。
つまり最近の八女は議員数からの一般質問の数が60%~80%となっています。
これははっきり言って他の自治体より多いのです。
特に注目したいのは、新人議員の登壇が目立つことです。
聞いた話では『新人は一般質問なんてするな、出しゃばるな』という空気感のある議会もあるそうですが、八女市議会には何故かわからないけれどそんなことは全くありません。
とりわけ『一期生同士でみんなでガンガン行こうぜ!』みたいな調整してるわけでもないけれど、自然にそんな雰囲気になってます。
7名/22名が新人だからそういう雰囲気が醸成された好例なのかもしれません。
もちろん、大事なのは「数」ではなく「質」です。そしてその先にある、市民の暮らしが本当に良くなることこそが最重要。
でも、「議会が少しずつ活性化されていっている」と実感できるだけでも、僕はすごく意味があると思っています。そして誰でも自信をもって発言が自由にできるためには雰囲気ってすごく大事なことだとも思うので、当然、僕もその雰囲気に貢献したくて一般質問は今のところ皆勤賞でやってきましたし、そして最低限、それだけは最後までやりたいなと思ってる次第です。
【今回の僕の質問】
さて、今回僕が取り上げたテーマは2つです。
① ホテル誘致条例について
この条例は、民間の宿泊施設(ホテル)を八女市に誘致するために、最大1億1500万円の補助金を出すことができる制度です。
すでに前回の議会で可決されたものですので決まったことや議論されたことを蒸し返すような意図はないですが、僕は唯一この条例に慎重な立場から反対を投じた議員として、「制度が始まってからの運用」が本当に公正かつ地域にとってプラスになるか、その点を丁寧に見守っていく責任があると感じています。地域に根差した宿泊事業者としての知見もあるわけだし、その点に関してはしっかりと貢献できる立場にあると思ってるから、しっかりと発言したいと思います。
特に、補助金によって“地元とのつながりが薄い外部資本”が入り込んできたとき、それが本当に八女の将来にとってプラスなのか?制度として「歓迎のシグナル」を出しすぎていないか?という点について、市の考えを確認しようと思ってます。
② AI活用について
あえて今ホットなこのテーマを議場に出してみたいと思って選びました。
今やChatGPTなどのAIを使って、文章の作成、調査、企画づくりなどがかなり楽になりました。実は今回の質問原稿もこのブログ内容も、一部AIと一緒に考えてますw
ただし、「便利だから何でもAIで」という話ではなくて、やっぱり中には「仕事が奪われるかもしれない」「ついていけない」と感じる人もいます。
だからこそ、行政としても、「AIで効率化しつつ、人の仕事の価値をどう守っていくか」この問いと向き合ってほしいと思い、テーマとして取り上げました。
特に、議会資料作成、窓口対応などで、僕が可能性を感じているのは一人で悩まない、孤独対策や鬱や自殺の対策など福祉の現場。
僕にとってものすごく優秀な悩み相談相手であり、時間を作ってくれるパートナーとなっています。
AIは”人を減らすためのツール”ではなく、人の負担を軽くするパートナー”として使える*のではないか。そんな前向きな視点から提案しておこうと思います。
是非、時間があれば議場に足を運びください。
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