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田舎移住者が予算4万円、準備期間3ヶ月で選挙に出馬して何とか当選できた話

更新日:2023年7月10日

久しぶりの投稿となりますが、タイトルのとおり、坂本治郎は2023年の全国地方統一選挙にて八女の市議会議員候補への立候補を決意し、すべり込む形ではありましたが何とか当選しました。




僕自身、八女で生まれ育ったわけではなく、

『選挙はお金がかかるとか沢山の人の支援が必要』と言われながらもその常識から逸脱、しかも外からやってきた田舎移住者という立場でありながら従来のやり方とは全く違うやり方で何とか当選したという実績が出来ました。

・準備期間は3ヶ月

・最終的な金銭的な個人の負担は4万円弱

・後援会を作らない

・もちろん組織や後ろ盾も無し

・選挙は一人では勝てないと言われている中でチームも作らず、実際に手伝ってくれたのはニートや旅人の数名のみ

・選挙カーももちろん使わず

・看板は一枚も無し

・選挙期間中の選挙活動は一日のうち午後からの半日のみ


勘違いしてほしくないのは、当然、選挙で勝てたという事は僕が頑張ったからとか実力がどうこうというわけではなく応援(投票)してくれた方々のおかげであるので。このことを自慢したいというのではなく、この記事へたどり着いてくれるであろう次の挑戦者、この事例を必要としてくれる人のために記録として残しおこうと思い、ブログに綴ることにしました。



僕のスペック(及び選挙に関連しそうなステータス)


・1985年生まれ(出馬時37歳)男性

・国際結婚、一児の父

・高卒

・8年前に血縁はあれど誰も知り合いはいない祖母宅(福岡県八女市黒木町)へ田舎移住

・のちにゲストハウスオーナー(その界隈では著名な宿である)、海外放浪→田舎移住し空き家を有効活用して開業というパワフルな経歴であるためメディア出演多数、地元の出版社から著書も出版したり、八女市公認活動としてPRしつつ歩いて日本縦断した直後だった。


という感じで地盤や資金力はないけれどメディア露出が結構強かったので(NHK数回、全国放送だけでなく海外も、地元の新聞、ネット記事、有名インフルエンサーだったり、地元のラジオなど多岐にわたり多数) 知名度だけで言えばはおそらくここの移住者の中では一番ある状態だったのかなとは思ってます、地元のスーパーマーケットで買い物する時はよくおばちゃん達に声かけられたりする感じでした。


日本全体として政治家は高齢化が著しいので、若者の出馬を応援したい人やユニークな活動をしてる人が好きな人は応援してくれそうなステータスであるかとは思います。



出馬をしようと思った経緯


出馬を決心した僕は『なんでいきなり選挙にでるの?』

と色んな人に質問されてきました。


表面上は『八女が好きで八女の未来を良くしたいから(もっと元気にしたいから)』という返事を返していましたが、もう少し腹を割って話した方が親近感を持ってもらえやすいだろうし今後もよく聞かれる質問であるため、初心忘れないためにもここにまとめておきます。

(出馬を決心されるかたもこういった感じでどこかにまとめるのはおススメします)


もともとは筋金入りの自由人であり、長年海外放浪したり、やりたいことは全部やり、行きたい所には全部行き。その果てに好きな場所で好きな仕事を生業にすることを実現させ今となっては家族を育めるようになったり、やりたいことや自己実現をそれなりに成し遂げた今。常に向上心(というかもっと面白い事できないかな~、という色んな事やりたがるチャレンジ精神)がある僕は、去年は自分の物語を地元の出版社から出版にこぎつけたり、八女市の公認PR活動として北海道から九州の八女まで1800kmの道のりを八女をPRしながら歩いて日本縦断したりもしました。(文字通りリヤカーを引きながら歩いて日本縦断です)


元々の自分の中の世界は自分が主人公であり、たった一度の人生をどうおもしろおかしく生きるかという事ばかり考えてい僕ですが、次第に、(多分家庭を持つようになったくらいから)、坂本治郎という生き物をどう世の中に貢献・還元していくかということの面白さに気づきだしました。


『政治家になろうなんて、オマエにもそんな野心があったんだな~』

という意見も頂きました。


確かに自分自身が自分のエゴだけで面白おかしく生きていくだけだったらそんなに多くの物や肩書なんか必要ないのですが、人と人の中でどういう役割で生きていくかなど考えたり家庭を育むようになって少しずつ考えが変わってきたのです。


元々はヒッピー的マインドでのんびり自分らしく生きていたい、そして政治や経済に中指立ててたような考え方だったのですが

『父親として家族を育むためにしっかりと稼ぎたい、そして自分自身を社会へ役立てるようなことを生業にしたい』というように変化していったのです


ゲストハウスを開業してからというもの、TVや新聞、雑誌、webメディアに注目をされるようになり、通常の宿泊客だけではなく、噂を聞いた移住希望者だったり意識の高い地域おこし関連の人だったり、よその市議会議員さんや県会議員さんが視察にも来るようになり、そんな人達と日々意見交換をしているうちに、いつの間にか僕も小さい規模ではあるけれど空き家を有効活用し地域活性化しているというそれなりの実績とその業界の知見が積みあがっていることに気づきました。


そして、広く浅くではあるけれど、世界中を見て回り、そして日本全国の地域活性化の事例を見たり色んな人に出会って意見交換をしていくうちに、僕の得てきた知見を還元して地方創生という分野でもっと地域貢献できる可能性があるのではないかと思いだし


政治に関してはド素人である僕自身がお堅い政治家に向いているか、坂本治郎という存在を活躍させる場所が市議会議員なのかどうかはわかりません。


しかし4年に一度しかない選挙、それが今来てしまった、これを逃したら次は4年後。

自分に向いてるか向いてないのか、まあ何事もやってみないとわからない。


なかなか新陳代謝のない閉鎖的なシルバー民主主義である地方政治、特に田舎であればあるほどその傾向が強いと言われ、僕の地区でもかなりそれは色濃い。

もし僕のような外からやってきた人でも立ち上がり、一人では何もできないかもしれないけれどそこに風穴をあける事くらいはできるかもしれない。次の若い人が挑戦しやすいような元気な八女市にするための一助くらいは担えるかもしれない。


特に僕が住む山間部は人口減少が著しく今後どうなってしまうかわからない、次、その次とか待ってる間にチャンスだったり今の生業がなりたたなくなってしまうかもしれない。

外からやってきた僕だって、これまでの地域での活動やメディア露出があるわけであり『天空の茶屋敷』も『坂本治郎』もこの地ではそれなりの知名度はあるみたいだし、チャンスはきっとあるだろう。


『もっとも後悔することは失敗することではなく挑戦しないことであり、今挑戦しないことを10年後、20年後に後悔したくない』

一生に一度くらいはそうやって公に身を捧げるという期間があってもいいじゃないか、よし、やるだけやってみよう!


そんな突発的な使命感とチャレンジ精神に駆られて今回は立候補を決意してみました。

やりたい政策などはこちらに書いておりますのでこのブログ記事では割愛します。





当然、八女が好きで八女を良くしたいとか、やりたい政策というものもあるけれど、それに合わせて若い世代、しかも移住者でユニークな活動をしてる人が政治に参加していく姿勢、という社会的なムーブメントの一助になれたらなということです。



田舎の選挙の実態、及び移住者が立ち上がるハードルの高さ


しかし、突発的なやる気でチャレンジを決意したものの、田舎で選挙に出るという事がどういうことかというのを出馬を決心した時はよく理解していませんでした。


出馬を決意したのが1月末。(告示日の3か月前)

まずは筋を通すためにいつもお世話になってる人、地区の元議員さん、元町長さん、県議さんなど、、その後に近い友人達、そして同じ地区の人達へと順々に話をしていきました。


『いいね、面白いね、大賛成、この地区から君みたいなやる気のある人が出てきてよかった、田舎のしがらみをぐちゃぐちゃに引っ掻き回して今の現職議員たちを脅かしてほしい』


という出馬に肯定的な意見もあれば、なんだかストレートにそれを喜ばない感じの答えもありました。というか地域の人は若干ドン引きしてるような雰囲気もあれば、『お前、下っ端のくせになにいきなり上に立とうとしてるんだ』という村社会の論理で説教してくる人もいました


本来は大なり小なり『八女が好きで八女の未来を良くしたい』という想いのある25歳以上の人であれば誰だって出馬していいはずなのに、それを裁くのが市民の民意であり、それが選挙なのに、、、


村で生まれ育ち、外にも出たことなく、村社会のヒエラルキーがしっかり根付いてる人達からすれば一番年下であり村社会の事を最も理解できてない僕は一番下っ端なのです。

そういう人達からすれば僕はきっと前代未聞な常識のない無法者なのでしょう。


市議さんは上という立場ではなく市民に奉仕する公務員なので立ち位置的には上か下かという意味ではどっちかというと下というのが僕の認識だったんだけど。


保守的な村社会の中ではそういう事ではないらしい、僕は『八女を面白くしたい人や移住者や子育て世代の代弁者』のつもりで出馬を決意したとしても地域の人はそうは見ていない、その地区から出る以上はその地区の代弁者である。そういうところをよく理解していませんでした。


まさに出る杭が打たれる、若者が出馬しにくい村社会の雰囲気、議員のなり手不足問題の意味を身をもって理解できました。


そして仮に鋼のメンタルやポンコツ力でそういうしがらみを気にしないで出馬できたとしても移住者には田舎の選挙は厳しい現実

日本全体で選挙への投票率はものすごく低いのに田舎であればものすごく高い、それは田舎の選挙というと地元の人が地元の立候補者に入れるとかその組織や何らかのかかわりのある人に入れるとか、同級生や知り合いや友達の友達に入れるというロジックが働くので外からやって来てたった8年、もともとは誰も知り合いのいない状態だった僕が選挙に出るというのは無謀なチャレンジだと一般的には言われておりました。


せっかくやる気に燃えたのに出鼻をくじかれた僕は、そんな理想と現実のギャップから病んでしまいました、もう本当に胃が痛くなるほどのストレスを感じたりして高熱で倒れこんだりもしました。出馬を決意した一月末から告示日の4月16日まで、たった3ヶ月という月日でしたが僕にとっては数年くらいの密度がありました。まるで精神と時の部屋のように色々とツラい、考えさせられたり学びの多い時期だったのです。


そしてもう一つ辛かったのは、これまでの僕のやりたいことにチャレンジするのと選挙は訳が違う『表立って僕を応援してくれる人がほとんどいない』という事です

(もちろん少数はいましたのでゼロではないです)


普段仲良くしてる人でも、例えば職場だったり何らかの組織に属していたら当然そこが応援している候補者もいたりするわけであり、その中で堂々と『坂本治郎を応援している』なんて言えるわけがない。

組織なんか関係ない人でも坂本を応援するという事は他の候補者には票を入れないというメッセージでもある。(これ逆に投票する側から考えれば仲の良い候補者が二人以上いる人は大変だろうな)


『政治は人を分裂する』という事を身をもって知った瞬間でした。

とはいえもちろん「こっそり応援してるよ」と言ってくれる人もそこそこいる状況でした


しかしまあこの現象は選挙あるあるでもあり、僕みたいなタイプの候補者にとっては選挙は孤独な闘いでもありました。



告示日までにやったこと


・三つ折りチラシ、7000枚ほど各家庭の郵便受けや手渡しで配布(1万枚刷ったけれど7000枚くらいしか配れなかった)

長期滞在者向けのゲストハウスでもあるのでニートや旅人たちがお手伝いしてくれて毎日数百枚くらい各家庭に投函してくれました。

また、僕自身も半日ずつ可能な限り出向いて配布したり、もし路上で有権者に出会えたら自己紹介の挨拶や談笑したりもしました。

選挙ポスターにこだわる

いろんな事例や日本全国の市議会議員の知人に意見を聞いたりしながら、ゲストハウスに集った人達とあーでもないこーでもないと日々ブレストしながら渾身の一枚をつくりました。


始めて写真館で家族写真をとったんだけどそれが選挙ポスターという斬新さ。

しれっと宿のロゴが入ってるのは「売名行為だ」とか言われがちですがw 『坂本治郎』よりも『天空の茶屋敷』の方が知名度高いと思ったので、そこはあやかりました。あと子供を使った選挙活動のガイドラインなどもあるのですが、すべてにおいてここまでならルール上は問題ないこと選挙管理委員会にしっかりと確認しました。もし来期も出るなら子供が増えてたりして、、lol



もう一つは『選挙カー使いま宣言

当然SDGs的な意味がありますが、マーケティングの理論で他の人がやらないことをやる差別化という事でもあります。


現状のルールがそうなのでもちろん選挙カーを利用する候補者を批判するような事はしませんが、ただ騒音で名前を連呼するだけの選挙カーにたくさんの税金が使われてるということに疑問を感じてました。確かに祭りの風物詩ではあるし、応援してる人が会いに来てくれたりしたら嬉しいと言う気持ちは分かるけれどそのパフォーマンスのために迷惑に感じてる人もいる。


通信手段のないころの高度経済成長期の昭和の時ならもちろんそれでよいと思うし、実際に名前を連呼されたら票も入るというデータはあるらしいけれど、それって何も考えないて投票に行く人を増やすことを税金で助長してるということですよね。

経済的に厳しい令和の今の時代、もっと別のことに税金を使うべきではないでしょうか? 今一度議論されるべきだと思います。




こんな戦い方で一週間駆け抜けました


・宿業は妻とお手伝いさんに完全に丸投げし

・朝は子供を保育園を送り届けた後にWifi使える場所でメールチェックしたり掃除をしたりする傍らでSNSで友人や昔名刺交換したことある知人に『がんばります、投票お願いします』のメールを送る。

・昼くらいから路上にて選挙活動開始

・選挙カーはつかわないので、タスキをかけて人通りが多いところ町を歩きながら、時に走ったり、自転車だったりリヤカー(選挙カーならぬ選挙リヤカー)だったりで出会えた人とおしゃべりをする、自己紹介したり議員らしく困りごとがないかなどヒアリングしたり、なるべく多くの人とお話しできるように努めた。

・ちょうど地元が大藤まつりで人がにぎわってたのでそこで白々しくゴミ拾いの奉仕活動もやったりした。(そもそも選挙カーなどがパフォーマンスなので、どうせパフォーマンスするなら騒音や排気ガスを巻き散らかすパフォーマンスよりもみんなのためになるパフォーマンスやった方が良いよねという発想)

・SNS(インスタグラム)で八女市内の人に知ってもらえるように1.6万円ほど有料課金


一つ注意するべきなのは、新人はそんなものを気にしていたら鬱になってしまいそうなくらい選挙は事細かにルールがあり、他の候補者がやらないような奇策をやるときはしっかりと選挙管理委員会に確認してください。僕も何度も何度も電話で確認していました。

インターネット上のルールとか、家族写真(子供)がポスターに入っている点は解釈上問題ないということですが結構ルールのギリギリを走ってました。


今回の場合、23人の候補者の中で22人が当選する、倍率で言えば1.04倍なので数字だけで見れば簡単な入学試験にみえるけれど、出馬されてる皆が当然組織力があったりするわけで当然勝てる見込みのある人だけが出馬している。


でも僕も当選する可能性も十分にあるとは思っていました。もし、政策やビジョンをしっかり読んでくれた共感してくれる人だったり、若い人や面白そうな人を応援したいという人が多数であれば、あるいはこれまでのメディア露出により名前を聞いたこと人に入れるという浮動票が多かったりすれば下手したら上位に行く可能性もあるかもしれないけれど、現実はメディア露出で票は入らないという噂もある。本当にふたを開けてみないとわからない


組織も作らず(作れず)選挙カーにも乗らず、看板も立てず、果たしてコイツはやる気があるんだろうか、、、と思ってたじいちゃん達も沢山いたようで、当然坂本が負けるだろうと思っていた人も多かったようです。選挙期間最終日のスーパーマーケットで出会ったとあるオジサンには『もっとあーすればよかったよね』とか『まあチャレンジして出馬するだけで立派だよ』とかあたかも僕が負けたかのような励ましの言葉を頂いたりもしていました




なにやともあれ一週間、八女の23名の候補者と一緒に同じ目標を目指して走れて、祭りの主人公の一人になれて楽しかったです。

これまでは周りから不満だけ言ってる立場でしたが、実際にやってみて、こんなに大変な思いをされてるとは知らなかった。色んな重圧だったり、しがらみだったり、時に嫌なこと言われたり、そんな中でも負けじと活動されてる政治家の方々、今回立ち上がられたすべての候補者の方々を心より尊敬するようになりました。



結果と分析


一応ゲストハウスを坂本治郎後援事務所として登録しているので、最終日が終わった後は農作業バイトやヘルパーなどゲストハウスに長期滞在してる国際色豊かな連中と談笑しながら夜中のFM八女にて当選の朗報を知ることになりました。当然万歳も胴上げもダルマなんかもありません。


選挙の結果↓


投票率は前回よりも下がり、僕へは794票、下から3番目というきわどいところではあるけれど、何とか滑り込めました。


組織力は全くないのできっと、友達票、地元応援票、若者応援票、子育て世帯票、アンチ選挙カー票、あと僕の場合は知名度票や同情票、それらをかき集めて何とかなったのでしょう。


同じ黒木町の人口比から考えたら4人しか通らないと言われてたところに僕が入り込むことにより黒木町の議員は4人から5人へ、同じ町の現職の方の票数が前回より下がっていたのはきっと割れてしまい僕の方へ流れたのだと推測してます。

(あと初出馬トップ当選の最若手の花下議員が強すぎて、彼に若者応援票持っていかれすぎちゃったのかもしれないです)


そういった背景がありながら、たった3ヶ月の準備期間、組織無し、後援会長もなし、4万円弱の自己負担金にしては十分な快挙なのかなとも思ってます。

(何度も言いますが皆さんのおかげです、ありがとうございました。あくまで実績を自慢してるわけではなく次の挑戦者にこの事例を紹介しているわけです。)


僕の場合は確かにメディア露出が強かった追い風はあったと思うけれど、それで票は入ることはあまりないと言われてるわけだし、そこを考慮しても十分再現性があることだと思います。


ちなみに、使った予算に関しては

・選挙前の三つ折りチラシ10000枚 23000円

・SNS課金 16000円

・手作りタスキの材料費 700円

・供託金30万は返還され

・選挙ビラとポスターは公費を使わせて頂きました

・この期間にいつもより沢山使ったガソリン代や地元の喫茶店、食堂での飲食代は予算としては計上しずらい(選挙の為だけに使ったとはいえない部分もある)のでノーカウント

・長期滞在していたニートや旅人がチラシ投函だったり、ステッカーやポスター張り、そしてデザイナーの方が宿泊費との交換でポスターのデザインはやってくれましたので、本来ならそこも予算として増さないとですが計上しずらいのでノーカウント


「選挙はお金がかかる」と言われてる中で僕が明確に使ったと言える予算は4万円程度という事になります。




反省(やってよかったこと)


・周りの人が頑張ったところは頑張らず、頑張ってない所を頑張ることによる差別化を図れたのはよかった。

今風の素敵だと思ってもらえるようにデザインに力を入れる、ホームページには想いやビジョンを自分の言葉でしっかり書いたり、票を淹れたくなるようなポスター作り、看板なども立ててないけれどその代わりにSNS課金など、選挙カーで名前を連呼して握手するだけではなく有権者と出会ってしっかりとお話するなど。選挙公報でも『節税や市民への騒音配慮のため選挙カーは乗りません』アピールもしていた、これはポスターでも書いても良かったかなと思います

・マーケティングの理屈をしっかりと考えた。

ターゲットは子育てママやおばあちゃん達と女性に設定していたのでどうやったらそちらにウケるかを日々考えた、何故ならオッチャン、おじいちゃん達はだいたい組織や付き合いで誰に投票するか決めてるだろう、しかし奥さんなどはそれにうんざりしていたりする人もいるだろうし、女性の方が浮動票が多いだろうと、データではなく直感でそう予想した。

・これは結果論なので実際にはわからないのですが、応援してくれる組織を作らない(作れない)というのは逆に良かったのかもしれません、もし組織を作ってたら目の前で活動してくれる人を横目に自由に宿業をやりながら空いた時間に選挙活動をするなんてことはできず、拘束され『もっとちゃんとやれ!』とか怒られてメンタル病んだりしてたかもです。そしてもしオーソドックスな方法だったとしたら差別化も生まれないので票も入ってない可能性もありますし、そこばっかりは実際に検証できることではないのでわかりません。



まとめ


これを書いてる今すでに選挙終わって一ヶ月以上経過しており色々思う事はありますが、もちろん出馬してよかったと思ってますし、僕は仮に落選してたとしても間違いなくチャレンジしてよかったと思ってるでしょう。自分で選んだ選択、何事も挑戦しなければよかったなんていうことはない。色々な学びがあった日々でした。


おそらくこれまで八女にはいなかったタイプの市議会議員が誕生しているわけであり

おそらく僕を応援してくれた人達一様に思ってそうなのが、僕がやりたいことも応援もあると思いますが、それ以上に『田舎独特のお堅いものを溶かしていってほしい』と思ってるようです、同僚にあたる議員の方から言われたのも後ろ盾や地盤なしで当選してるという事で比較的に自由に発言がしやすいこともあり、普通の人がなかなか言えないようなシャープな発言に期待しているとの声も頂いたりしました。


それって僕にとってなかなかハードル高い事だと思うのですが、、、、4年のうちでやれるだけやってみようかと思ってます。


当然一人で突っ走り正面衝突して道が開くとも思えない、先輩議員がたの信頼を得れるよう努力していかなければならないだろうし。

かと言って朱に交わりすぎて赤くなって支援してくれた方ががっかりさせるわけにはいかないだろうし、なかなかバランス感覚は難しそう、これからもしっかりと色んな人の意見を聞いていきたいですね。


地域のお仕事もそうですが、どう八女を盛り上げて行けるか、面白くしていけるか、若い世代ならでは、外から来た人ならではの、広く浅くではあるけれどこれまで得た知見やアイデアを還元できるように、当然4年後は他の若手の方も立候補できるような雰囲気を作る活動も作りたい、。、4年間しっかりやって行きたいと思います。


(花下議員と最年少のツーショット)

今回、僕も花下議員も路上で沢山の『若者を挑戦を応援したい』という人に出会いました。実際にそういう人が少ないだけであって仮に保守的な田舎であっても若者で出馬を志す人には十分チャンスがあります、どうか、この記事が次の挑戦者のお役に立てますように。どうか是非立ち上がってください、応援しています。


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1回目 “無能のポンコツ”だった元自衛官が限界集落で見つけた「僕にもできること」 https://nikkan-spa.jp/1816683 2回目 福岡県の山奥に移住、外国人女性と暮らす日本人男性「月15万円あれば妻と子供を養える」 https://nikkan-spa.jp/1831431 Yahooニュースはリンクを張ったとしても数か月で消えてしまうようですので取材元である日刊SPAのリンク

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