ヨーロッパ旅行が高騰し世界中でオーバーツーリズムとなった今、改めてハウステンボスの価値が見直されるべきでは
- Jiro Sakamoto

- 3 日前
- 読了時間: 5分
更新日:1 日前
妻孝行として、久しぶりにハウステンボスに行ってきました。今回はチューリップの季節。風車と花畑が広がるフラワーロードは、やはり見事でした。

ハウステンボスは1992年に開業したテーマパークだそうですが単なる遊園地ではありません
オランダ公認でオランダの街並みを再現した「街そのもの」を歩くタイプの施設で、運河やレンガの建物、塔や広場など、都市の景観を丸ごと体験することができます
昔は「ヨーロッパのコピー」という評価をされることもあった思います
しかし最近、世界66ヵ国を歩いてきた身として少し考え方が変わってきました
ハウステンボスの再現度はかなり高い
『オランダ以上に美しいオランダ』とも言ってもいいかもしれません
今のヨーロッパは、正直かなり高い。
ホテル代は簡単に数万円になり、レストランも日本の2倍〜4倍することも珍しくありません
さらに有名な観光地に行くと、どこも観光客でいっぱいです
僕は海外放浪してた2010年代よりも、中国やタイなど当時あまり自由旅行してなかった国の方々まで参戦してきているものであり、シンプルに旅行できるレベルの裕福層の数が世界レベルで底上げされてるわけだから
もう観光地は人でごった返していて風情も何もあったものじゃないのです。
ベネチアやサントリーニのような場所は、もはや「巨大な観光テーマパーク」のようになっていると言っても言い過ぎではないほどであり
住民より観光客の方が多く、ベネチアに行ってもベネチア人に出会えないとはよく言われるもので街の多くが土産物屋とレストランと宿泊ばかりになっている。

もちろん歴史や文化という意味では本物の価値はあると思うけど、観光地の文化体験だって観光客向けに編集されたものであり、これらを総合すると一大観光地は時として残念に思うこともある
しかし「街並みの雰囲気を楽しむ」という体験だけで考えると、必ずしも本物だけが価値とは限らないのではないかとも思うのです
そう考えると、ハウステンボスの存在はなかなか面白い。
ハウステンボスは最初から観光のために作られた街です
景観は統一され、日本レベルで美しく管理されいる。さらに日本らしい特徴として、花の演出がとても強い。今回見たチューリップ畑もそうだけど、季節ごとに花の景観が作られている。これは実際のヨーロッパの都市でもなかなか見られない。
オランダの自転車だらけ、スリだらけ、大麻の匂いがあちこちからぷんぷんするカオスと違って街は清潔で気楽に歩きやすい。(もちろんカオスとワクワクを求めるバックパッカータイプなら本物に軍配が上がるだろうけど)
実際のヨーロッパの都市は生活の場所でもあるので、住宅や倉庫、駐車場なども当然混ざっている。
しかしハウステンボスは「ヨーロッパの美しい部分」だけを抽出して再構成した街になっている。
言ってしまえば、理想化されたヨーロッパ都市だ。
ヨーロッパ旅行のハードルが上がっている今、こういう場所の価値はむしろ高まるのではないかと思うのです。
もちろん歴史的な都市を訪れる旅の価値は変わらないと思います。
しかし「ヨーロッパの雰囲気を気軽に楽しむ」という意味では、ハウステンボスはかなりよくできた場所だと思います、今の京都によく言われるようにそもそも現地の人の生活を観光客が邪魔することもありません
ヨーロッパに行ったことない人であれば偽物よりも本物に行きたいと思うかもしれないけれど世界を旅してきた人ほど、意外とその完成度の高さに気づくものではないかと
ヨーロッパが遠くなった今こそ、ハウステンボスの価値をもう一度見直してみてもいいのではないだろうか
と思うのでした

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